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「最近言葉が聞き取りにくい」「電話だと聞き返しが多い」と感じることはありませんか?
聞こえの変化は高齢者に多いイメージがありますが、難聴の原因は加齢だけではなく、若い人が難聴になるケースも少なくありません。
耳の病気や生活習慣、イヤホンの使い方、先天性の要因などさまざまな原因が考えられ、原因によって適切な対処方法は異なります。
そのため、まずは聞こえの変化に気づき、症状や原因を正しく理解することが大切です。
この記事では、高齢者・若い人・先天性難聴の特徴や主な原因、聞こえにくさのサインについてわかりやすく解説します。
目次
難聴の原因は一つではない

難聴と一口にいっても、その原因は一つではありません。
高齢になってから起こる難聴だけでなく、若い世代で起こる難聴や、生まれつき聞こえにくさがある先天性難聴もあります。
また、耳そのものの病気だけでなく、生活習慣や全身の病気が関係しているケースもあります。
聞こえにくさを感じたときは自己判断せず、原因を確認することが適切な対応につながります。
難聴にはさまざまな種類がある
耳は外側から外耳・中耳・内耳の順につながっており、内耳で音の振動を電気信号に変え、その情報が聴神経を通って脳へ伝わります。
難聴は、外耳や中耳に問題がある「伝音性難聴」、内耳や聴神経に異常がある「感音性難聴」、両方の特徴をあわせ持つ「混合性難聴」などに分類されます。
伝音性難聴の原因には、耳あかの詰まりや中耳炎などがあります。
感音性難聴の原因には、加齢性難聴、音響性難聴、突発性難聴などがあります。
同じ「聞こえにくい」という症状でも、原因によって適切な対処方法は異なります。
まずは、どのような種類の難聴なのかを把握することが大切です。
原因によって対処方法は異なる
難聴の原因によって、治療法や対処方法は異なります。
例えば、伝音性難聴は、耳あかの詰まりや中耳炎などが原因の場合、原因を取り除くことで聞こえが改善することがあります。
一方、感音性難聴は原因によって経過が異なり、治療によって改善が期待できる場合もあれば、聴力の回復が難しい場合もあります。
また、混合性難聴では、伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴があるため、一人ひとりの状態に合わせて治療や聞こえのサポートを組み合わせて対応します。
聞こえの変化は年齢を問わず起こる
聞こえの変化は高齢者に多いイメージがありますが、若い人でも生活習慣やストレス、大きな音に長時間さらされることなどが原因で難聴になることがあります。
特に、イヤホンやヘッドホンを大音量で長時間使用することで起こる音響性難聴や、突然片耳が聞こえにくくなる突発性難聴には注意が必要です。
また、先天性難聴のように、生まれつき聞こえにくさがあるケースもあります。
「まだ若いから大丈夫」と考えず、聞こえに違和感がある場合は、年齢に関わらず早めに耳鼻咽喉科へ相談しましょう。
高齢者に多い難聴の原因

高齢になると聞こえにくさを感じる方が増えますが、その原因は加齢だけではありません。
年齢による聴力の低下に加えて、生活習慣病や耳の病気が関係している場合もあります。
加齢による聴力の低下(加齢性難聴)
高齢者に多い難聴の原因の一つが、加齢性難聴です。
年齢とともに内耳の有毛細胞が徐々に衰えることで、特に高い音が聞き取りにくくなる傾向があります。
特に、声は聞こえていても言葉が聞き取りにくくなり、「会話の内容が理解しづらい」と感じる方も少なくありません。
生活習慣病との関係
糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、全身の血流に影響を与えることがあります。
内耳の血管は非常に細く、血流の変化が聞こえに影響する可能性も考えられています。
生活習慣を整えることは、全身の健康だけでなく、聞こえを守ることにもつながります。
耳の病気が原因となることもある
中耳炎や耳硬化症、メニエール病など、耳の病気が難聴の原因となることもあります。
難聴だけでなく、耳鳴りやめまいなどを伴う場合は、耳の病気が関係している可能性があります。
聞こえの変化や気になる症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。
若い人でも難聴になる原因

「若いから難聴とは関係ない」と考えがちですが、実際には若い世代でもさまざまな原因で難聴になる場合があります。
また、若い世代の間では補聴器を聴覚をサポートする実用的なツールとして捉え、比較的オープンに受け入れる傾向も見られます。
早めに異変に気づき、適切に対応することで改善が期待できるケースもあるため、聞こえの違和感を放置しないことが大切です。
イヤホン・ヘッドホンによる音響性難聴
若い人で注意したい難聴の原因の一つが、音響性難聴です。
大音量で長時間イヤホンやヘッドホンを使用すると、内耳の有毛細胞に負担がかかり、聴力が低下することがあります。
音楽などを楽しむ際は音量を控えめにし、適度に休憩を挟むことが難聴の予防につながります。
突発性難聴
突発性難聴は、ある日突然、片耳の聞こえが悪くなる病気です。
原因は明確にはわかっていませんが、発症後できるだけ早く治療を開始することが重要とされています。
急に聞こえにくくなった場合や、耳鳴りやめまいを伴う場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
ストレスや疲労が影響するケース
強いストレスや疲労、睡眠不足などが、耳の働きに影響する可能性があります。
若い世代でも、長時間労働や学業による疲れが蓄積している場合は、聞こえの変化に注意が必要です。
薬の副作用や外傷による難聴
一部の薬には、耳に影響を与えるものがあり、副作用として聴力低下が現れることがあります。
また、頭部への強い衝撃や大きな音にさらされることも、難聴の原因になる場合があります。
頭部を強く打った後や、騒音環境で聞こえに違和感がある場合は、早めに耳鼻咽喉科へ相談しましょう。
先天性難聴とは?生まれつき聞こえにくいケース

先天性難聴は、生まれつき、または出生直後から聞こえにくさがある状態です。
現在では新生児聴覚スクリーニング検査の普及により、早期に見つかるケースが増えています。
先天性難聴の主な原因
先天性難聴の原因には、遺伝的要因や胎児期の感染症、出生時のさまざまな要因などが考えられます。
原因が特定できる場合もありますが、詳しい原因がわからないケースも少なくありません。
早期発見・早期支援の重要性
先天性難聴は、できるだけ早く発見し、適切な支援につなげることが重要です。
聞こえは言葉の発達やコミュニケーションに深く関わるため、早期から専門家と連携し、一人ひとりに合った支援を行うことが望まれます。
補聴器などを活用するケースもある
先天性難聴では、聞こえの程度に応じて補聴器や人工内耳などが検討されることがあります。
どのような方法が適しているかは個々の症状によって異なるため、医療機関で十分な検査を受け、適切な治療や支援を選択することが大切です。
難聴かな?と思ったときによくあるサイン

難聴の原因はさまざまですが、聞こえの変化には日常生活の中で気づきやすいサインがあります。
普段の生活で感じる小さな変化を知っておくことで、早めに相談するきっかけになります。
テレビの音量が大きくなった
テレビの音量を以前よりも大きくするようになった場合、聞こえの変化が起きているサインかもしれません。
特に、ご本人では気づきにくい場合でも、ご家族から「テレビの音が大きい」と指摘されて初めて気づくケースもあります。
会話を聞き返すことが増えた
相手の声は聞こえていても、言葉が聞き取りにくい場合は、難聴のサインの一つかもしれません。
また、一度で聞き取れず、聞き返す回数が増えた場合も、聞こえの状態を確認すると安心です。
騒がしい場所で会話しづらい
レストランや駅などにぎやかな場所で会話が聞き取りにくい場合は、加齢性難聴でよく見られる症状の一つです。
周囲に騒音があると聞きたい音が聞き分けられなくなり、会話の内容が理解しづらいと感じることがあります。
また、メニエール病や突発性難聴など、ほかの難聴の原因が関係している場合もあります。
電話が聞き取りにくい
電話は視覚情報がなく、声だけを頼りに会話するため、聞こえの変化に気づきやすい場面です。
以前より電話での会話が聞き取りづらいと感じる場合は、補聴器専門店などで聴力測定を受け、現在の聞こえを確認してみましょう。
原因を自己判断せず、聞こえの状態を確認することが大切

聞こえにくさがあっても、「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめてしまうのはおすすめできません。
難聴の原因は多種多様で、原因によっては早期治療が重要な病気もあるため、自己判断は避けましょう。
原因によって対応方法は異なる
難聴の種類や原因によって、耳あかの除去や中耳炎の治療で改善できる場合もあれば、継続的なサポートが必要なケースもあります。
正しい原因を知ることが、適切な対応につながります。
聞こえに不安があれば専門家へ相談しよう
聞こえに違和感を覚えたら、まずは耳鼻咽喉科で相談することをおすすめします。
聴力検査などを受けて聞こえの状態を確認することで、難聴の原因や対処方法を探ることができます。
補聴器専門店でも聞こえについて相談できる
聞こえに関する悩みや疑問は、補聴器専門店でも相談できます。
聴力測定や聞こえの状態に合わせたアドバイス、補聴器の試聴などを通じて、ご自身に合ったサポートを検討することができます。
まとめ|難聴の原因を知り、聞こえの変化に早めに気づくことが大切

難聴の原因は、高齢者に多い加齢性難聴だけでなく、若い人に起こる音響性難聴や突発性難聴、先天性難聴などさまざまです。
同じ難聴でも原因によって治療法や対処方法は異なり、早期の治療によって改善が期待できるものもあれば、聞こえをサポートしながら付き合っていくものもあります。
自己判断で対処したり、症状を放置したりすると、適切な治療のタイミングを逃してしまうおそれがあるため、注意が必要です。
また、テレビの音量が大きくなったり、会話を聞き返すことが増えたりした場合は、聞こえの変化が現れているサインかもしれません。
聞こえに違和感があるときは、早めに専門家による聴力測定を行い、補聴器専門店などで聞こえについて相談しましょう。
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