公開日:
更新日:
小牧市は、名神高速道路や中央自動車道などが交差する交通の要所であり、車での移動が多い地域です。
そのため、運転中にカーナビの音声や周囲の音が聞き取りにくいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こうした聞こえにくさは、不便なだけでなく安全面にも影響する可能性があります。
一方で、補聴器は医療保険の対象外のため、費用面がネックとなり購入をためらう方も少なくありません。
こうした背景から、小牧市では補聴器の購入費用を一部助成する制度が設けられており、条件を満たせば自己負担を大きく軽減できます。
本記事では、小牧市の補聴器補助金について、対象条件・助成額・申請方法をわかりやすく解説します。申請前に確認しておきたい注意点もあわせて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
※制度内容は変更される場合があります。申請前に最新情報をご確認ください。
目次
小牧市で補聴器の補助金はある?

小牧市では、18歳未満と18歳以上の方を対象に、補聴器購入費の助成制度が用意されています。
補聴器は医療保険の対象外であり、機種によっては10万円以上になることもあるため、費用負担が大きくなりがちです。
こうした負担を軽減する目的で、本制度が設けられています。
なお、聴覚障害により身体障害者手帳の交付対象となる場合は「補装具費支給制度」が利用されます。
一方で、軽度〜中等度難聴の方は対象外となるため、小牧市では独自の助成制度が設けられています。
小牧市で補聴器の補助金の対象となる条件

小牧市の補聴器補助金は、18歳以上と18歳未満で対象条件が異なります。
共通している条件は「身体障害者手帳の交付対象ではないこと」「医師により補聴器の必要性が認められていること」ですが、所得制限については次のような違いがあります。
- 18歳以上:所得制限があり、一定以上の所得がある場合は対象外となります。
- 18歳未満:所得に応じて助成額は変わるものの、所得のみで制度の対象外となることはありません。
なお、ご自身が対象となるかどうかは、医療機関を受診する前に障がい福祉課に確認することをおすすめします。
小牧市の補聴器補助金|18歳以上の対象条件
小牧市では、18歳以上の生活保護受給世帯または住民税非課税世帯に属する難聴の方を対象として、補聴器購入費用の一部を助成しています。
本制度を利用するには、次のすべての条件を満たす必要があります。
年齢・居住条件:小牧市内に住所がある18歳以上の方
所得状況:生活保護受給世帯または住民税非課税世帯に属する方
聴力レベル・身体障害者手帳の有無(※1):両耳の聴力が40dB以上で、聴覚障害による身体障害者手帳の交付対象とならない
医師の判断(※2):医師により、補聴器の装用が必要と診断されている
他制度との重複:補装具費支給制度や労災など他の制度による助成を受けていない
本補助金の利用歴がある場合:前回の補聴器購入から5年以上経過している
(※1)一般的に40dB以上は中等度難聴とされ、日常会話で聞き返しが増えるレベルです。
なお、身体障害者手帳の交付対象となる重度難聴の方は、補装具費支給制度による助成が受けられるため、本制度は対象外となります。
(※2)補聴器の必要性の判断は、聴覚障害の指定医または日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定の補聴器相談医に限られます。
小牧市の補聴器補助金|児童(18歳未満)の対象条件
小牧市では、難聴児を対象として、補聴器の購入及び修理費用の一部を助成しています。
本制度を利用するには、次のすべての条件を満たす必要があります。
年齢・居住条件:小牧市内に住所がある18歳未満の方
聴力レベル(※1):両耳の聴力が30dB以上で、身体障害者手帳の交付対象とならない
医師の判断:補聴器の装用により言語習得などの効果が期待できると判断されている
(※1)一般的に、30dB以上は軽度難聴とされ、小さな音や騒がしい環境での会話が
聞き取りにくいレベルです。
軽度難聴は見過ごされやすいものの、言語の習得や学習に影響を及ぼす可能性があるため、早めの対応が重要です。
なお、重度難聴で身体障害者手帳の対象となる方は、補装具費支給制度の利用で助成を受けられるため、この制度は対象外です。
小牧市の補聴器の補助金で支給される内容と自己負担

小牧市の補聴器補助金では、購入費用の一部が助成されます。
ここでは、対象となる補聴器の種類や助成額、実際の自己負担の目安について、18歳以上と18歳未満に分けて解説します。
小牧市の18歳以上の支給内容と自己負担
18歳以上向けの助成は、購入費用の一部を補助する制度で、原則として購入費用の3分の2が支給されます。
ただし、助成上限額があるため、購入費用が高額になると、自己負担の割合は3分の1以上になる場合があります。
■小牧市で補聴器の申請をすると、いくらもらえる?
助成額:購入費用の3分の2
上限額:35,266円
対象台数(※1):原則、片耳(1台)
端数処理:1円未満切り上げ
(※1)生活上で真に必要と医師が判断した場合は、両耳(2台)も対象となり、上限額は70,532円となります。
■支給対象となる補聴器の種類
助成の対象となる補聴器は、補装具費支給制度における基準に準じたもので、耳かけ型や耳あな型、ポケット型、骨導式などの補聴器から自分に合ったタイプを選ぶことができます。
なお、インターネットなどで販売されている集音器(音声増幅器)は補聴器の一種ではないため、本制度の対象外です。
■実際にかかる自己負担の目安
購入金額によって助成額は異なり、自己負担額も変わります。
例えば、50,000円の補聴器を購入した場合、助成額が33,334円、自己負担は16,666円となります。
ただし、助成上限額が35,266円のため、52,899円以上の補聴器を購入した場合は助成額は一定となり、その分自己負担が増えます。
補聴器は5~50万円と価格帯が幅広く、機能によっては高額になる場合もありますが、補助金を活用することで自己負担を抑えることができます。
小牧市の児童(18歳未満)の支給内容と自己負担
18歳未満向けの助成は、購入及び修理費用の一部を補助する制度で、補装具費支給制度の基準額の原則3分の2が支給されます。
ただし、所得状況によっては基準額内に限り全額支給される場合があります。
■小牧市で補聴器の申請をすると、児童ならいくらもらえる?
助成額(※1):基準額と購入費用を比較して少ない方の3分の2
対象台数(※2):原則、片耳(1台)
端数処理:1円未満切り上げ
(※1)生活保護受給世帯または住民税非課税世帯に属する方の場合は、基準額内の全額が支給されます。
(※2)教育・生活上において真に必要であると医師が判断する場合は、両耳(2台)も対象となります。
■支給対象となる補聴器の種類|小牧市の児童の場合
助成の対象となるのは、補聴器の購入及び修理費用で、対象となる補聴器や修理部位は補装具費支給制度における基準に準じます。
補聴器の種類は、耳かけ型や耳あな型、ポケット型、骨導式などがあり、電池やイヤーモールドなどの付属品に加え、スイッチ交換や電池ホルダー交換などの修理費用も対象となります。
小牧市の補聴器の補助金の申請から受給までの流れ

補聴器の補助金を利用するには、必ず購入前に申請し、支給決定を受けてから購入する必要があります。
購入後の申請は認められないため、手順を必ず事前に確認しておきましょう。
なお、18歳以上・18歳未満のいずれの場合も給付券が支給される仕組みであるため、後から払い戻しを受ける手続きは不要です。
ここでは、申請から受給までの流れを解説します。
1 助成対象の確認
まず、小牧市役所障がい福祉課に問い合わせ、所得条件などが対象となるか確認します。
その後、指定医または認定補聴器相談医の診断を受け、助成対象となる聴力レベルであるかを確認します。
2 意見書の作成
申請に必要な書類(申請書・意見書など)を障がい者福祉課窓口または市のホームページから入手します。
その上で再度医療機関を受診し、「補聴器購入費給付についての意見書」の作成を依頼します。
なお、意見書作成料や検査費用は助成対象外です。
3 見積書の取得
認定補聴器店で相談し、医師の意見書に基づいて補聴器の種類や機能を選びます。
購入予定の補聴器について、見積書の作成を依頼します。
4 申請・支給決定
給付申請書、医師の意見書、見積書を障がい福祉課に提出して申請します。
購入後の申請は認められないため、必ず事前に申請してください。
審査の結果、助成が認められると決定通知書と給付券、助成が却下された場合は却下通知書が送付されます。
5 補聴器の購入
給付券を持参し、認定補聴器店で補聴器を購入します。
会計時は、補助金分が差し引かれるため、自己負担額のみを支払います。
なお、給付券には利用者負担額が記載されています。
6 補聴器の確認・調整
購入後は、再度医療機関を受診し、補聴器の状態や聞こえを確認します。
また、聞こえやすさを保つためには、定期的な調整や検査が重要です。
目安として、3カ月に1度は医療機関や認定補聴器店で相談すると安心です。
補聴器が必要かもしれないサインとは?

小牧市は高速道路が交差する地域で、交通量が多い環境です。
そのため、運転中の聞こえにくさは不便なだけでなく、安全面にも影響する可能性があります。
以下のような変化を感じている場合は、補聴器の使用を検討するタイミングかもしれません。
軽度・中等度の難聴
聞こえにくさを我慢していると、運転中の集中力低下や、疲労の蓄積につながることがあります。
とくに交通量が多い道路では、カーナビの音声や後部座席との会話が聞き取りづらくなる場面も増えます。
さらに、長時間の運転では注意力が低下しやすく、安全面への影響も懸念されます。
こうした変化を感じている場合は、一度補聴器の使用を検討してみるとよいでしょう。
身体障害者手帳の対象外の方
「音の方向がわかりにくい」「後部座席の声が聞き取れない」と感じることがある場合は、見過ごさないことが大切です。
また、歩行中に「車が接近する音に気づきにくい」「クラクションに気づきにくい」といった場面がある場合は、安全面への影響も懸念されます。
軽度難聴であっても、交通量が多く騒がしい環境ではさらに聞き取りづらくなり、安全確認に支障が出る可能性があります。
日常生活で不便を感じている
「以前より車のエンジン音や踏切の音に気づきにくい」「信号待ちで窓を開けても周囲の音が聞こえにくい」など、聞こえの変化を感じる場合は、早めの対応を検討しましょう。
聞こえにくさが続くと、身の回りの変化や危険に気づくのが遅れる可能性があります。
補聴器を活用することで周囲の音を把握しやすくなり、日常の安全と快適さを保ちやすくなります。気になる変化があれば、まずは補聴器専門店へご相談ください。
小牧市の補聴器専門店で相談するメリット

小牧市は車でのアクセスがしやすい街です。
日常の買い物や外出のついでに気軽にお立ち寄りいただけますので、「補聴器専門店は少し入りづらい」と感じている方もぜひお気軽にご相談ください。
聴力チェック
補聴器専門店では、医療機関での聴力検査の結果をもとに、一人ひとりの耳に合わせた聞こえのチェックを行います。
現在の聞こえと補聴器を使用した場合の聞こえを比較することで、自分に合った補聴器選びにつなげることができます。
試聴
補聴器は無料で試聴することができ、複数の機種を比較しながら、自分の聴力や生活スタイルに合ったものを選べます。
調整・アフターケア
補聴器は、購入後の調整が重要で、とくに購入後3カ月はこまめな調整が必要とされています。
使用中に違和感や聞こえにくさを感じた場合は、専門スタッフに相談しながら最適な状態に整えましょう。
相談
補聴器の種類や選び方、使用の目安といった基本的な疑問から、「自分は補聴器補助金の対象になるのか」「補助金の申請手続きが知りたい」といった具体的なご相談にも対応しています。
まだ購入を決められないという方も、まずはお気軽にお問い合わせください!
まとめ
小牧市では、18歳以上と18歳未満を対象に、補聴器購入費用の一部を助成する制度が設けられています。
18歳以上は生活保護受給世帯または住民税非課税世帯に属する方が対象となり、18歳未満は所得に応じて助成額が異なります。
いずれの場合も、聴力レベルや医師の判断、事前申請などの条件を満たす必要があります。
助成額は、18歳以上が購入費用の3分の2か上限額、18歳未満は基準額と購入費用を比較して少ないほうの額の3分の2となっており、自己負担の軽減が期待できます。
また、小牧市は車移動が中心の地域であり、運転中に聞こえにくさを感じる場面も少なくありません。
補助金の対象外であっても、聞こえにくさが気になる方はまずお近くの補聴器専門店へお気軽にご相談ください。
愛知県補聴器センター小牧店はこちら!