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「補聴器をつけているのに、最近よく聞こえない」「音はするけれど、言葉がはっきり分からない」と感じていませんか。
補聴器が聞こえないときは、電池切れや汚れの詰まりといった本体のトラブルだけでなく、聴力や周囲の環境の変化など、さまざまな原因が考えられます。
自分で無理に直そうとすると故障を悪化させることもあるため、まずは原因を確認することが大切です。
この記事では、補聴器を使っていても聞こえづらい場面や原因、修理・調整を依頼するときのポイントを解説します。
目次
補聴器をしても「聞こえづらい」「言葉がはっきりしない」と感じる場面の例

補聴器は、聞こえにくさを補うための大切な機器ですが、装用すればどのような環境でもすべての音や言葉がよく聞こえるわけではありません。
ここでは、日々の生活の中で、補聴器を使用していても不便さを感じる場面について解説します。
その1|会話やコミュニケーションの場面
複数人で会話すると、誰が話しているのか認識することが難しくなり、「話についていけない」と感じる場合があります。
飲食店などの騒がしい場所では、周囲の話し声や食器の音に言葉が埋もれてしまうこともあるでしょう。
また、テレビやラジオのセリフがこもって聞き取りにくかったり、背後からの呼びかけに気付けなかったり、特定の声質だけ聞こえないと感じるケースもあります。
その2|電話や公共の場・マスク越しの場面
電話では相手の表情や口元を見ることができないため、普段より会話を聞き取りにくく感じることがあります。
駅や病院などの案内放送も、マイク越しの音声に周囲の雑音や反響が加わることで、言葉が分かりづらくなる場合があります。
さらに、マスクを着用した相手との会話では声がこもって聞こえる上に、口元を見ることができないことから、言葉の意味を推測しにくくなることもあります。
その3|日常の音の認知
音は聞こえているのに、言葉の意味として頭に入らないと感じることもあります。
会話中に何度も「え?」と聞き返したり、以前より聞き間違いが増えたりする場合は、現在の聴力と補聴器の調整が合っていない可能性も考えられます。
こうした困りごとが続くときは、一人で悩まず、一度補聴器専門店で聞こえの状態を確認してもらいましょう。
なぜ聞こえづらくなる?補聴器が聞こえないと感じる原因

補聴器が聞こえないとき、原因は本体の故障とは限りません。
電池や汚れのほか、耳の状態や聴力の変化、補聴器の設定や環境のトラブルなど、さまざまな原因が考えられます。
原因によって必要な対処も変わるため、まずは何が起きているのかを確認することが重要です。
原因1|補聴器本体のトラブル(電池・汚れ・故障)
電池式の補聴器では、電池の残量不足や寿命によって音が小さくなったり、聞こえないと感じることがあります。
耳栓やワックスガードなどに耳垢やほこりが詰まっている場合も、音がうまく耳に届きません。
さらに、汗や湿気によってマイクや内部の部品に不具合が生じることもあるため、電池交換や簡単な清掃をしても改善しない場合は補聴器専門店で修理やクリーニングを検討しましょう。
原因2|耳の状態・聴力の変化
補聴器に問題がなくても、本人の聴力が変化することで「補聴器をしているのに聞こえない」と感じることがあります。
加齢や体調の変化などで聴力が低下すると、以前に合わせた補聴器の調整では現在の聞こえ方に合わなくなる場合があります。
また、聞こえた音を脳が言葉として処理することに時間がかかる場合があり、単純に音量を上げれば解決するとは限りません。
原因3|設定や環境のトラブル
音量や聞こえ方の設定が、意図せず変わってしまうことも原因のひとつです。
補聴器には、会話モードや騒音抑制モードなど、周囲の環境や使用シーンに合わせて聞こえ方を選択できる機種があります。
モードの選択を誤ることで、聞き取りにくさにつながる場合もあるため、聞こえにくいと感じたときは設定を確認することが大切です。
また、屋外の騒音にもさまざまな種類があり、環境によって聞き取りにくさは異なります。
「駅のホームだと全般的に聞こえにくい」「座席が狭い飲食店だと周囲の雑音が気になる」など、どのような場所や状況で「聞こえない」と感じるのかを具体的に把握しておくと、補聴器専門店で原因を確認したり、適切な調整を行ったりする際に役立ちます。
ご自身での無理な対処は禁物!原因の特定は専門店で

補聴器が聞こえにくいとき、「故障したのでは」と思って何とかしようとする方もいるかもしれません。
しかし、原因が補聴器本体なのか、耳の状態なのか、聴力の変化なのかをご自身で正確に判断するのは難しいものです。
例えば、補聴器から「ピー」「キーン」と大きな音が出るハウリングが起こる場合があります。
ハウリングには、補聴器のサイズや装着位置、耳垢、音量などさまざまな原因があるため、単純に音量を下げればよいとは限りません。
補聴器を無理に分解したり、とがったもので内部をつついたりすると、かえって故障を悪化させるリスクがあります。
無理に対処せず、補聴器専門店で状態を確認してもらうことが、早く快適な聞こえを取り戻す近道です。
また、補聴器を使い始めたばかりの時期は、これまで聞こえていなかった音まで聞こえるようになり、「音が多くて疲れる」と感じることがあります。
補聴器の音に徐々に慣れ、快適に聞き取れるようになるまでに数か月程度かかることもあります。
違和感があるときは、我慢して使い続けるのではなく、補聴器専門店で聞こえ方を調整してもらいましょう。
「気になる補聴器があるから試してみたい」「きこえについて相談したい」という方は、ぜひお気軽に愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターへご来店ください。
補聴器を買い替える・修理をする際のポイント

補聴器が聞こえないからといって、すぐに買い替えが必要になるわけではありません。
原因によっては、清掃や部品交換、設定の調整などの修理・メンテナンスによって改善できる場合があります。
まずは補聴器専門店で状態を確認し、修理と買い替えのどちらが適しているのか相談しましょう。
購入から5年が買い替えのひとつの目安
補聴器は長期間使用することで、部品の劣化や故障が起こることがあります。
購入から5年程度経過している場合は、修理だけでなく買い替えも選択肢のひとつとして検討するとよいでしょう。
また、購入当時と比べて聴力が大きく変化している場合は、現在の聴力に合った補聴器に買い替えることで、より聞こえやすくなる場合があります。
以前は問題なく使えていた補聴器でも、「最近聞こえない」と感じるようになったら、現在の聴力や補聴器の状態を確認しましょう。
補聴器の購入・修理には補助金が利用できる場合も
補聴器の購入や修理にかかる費用が気になり、相談をためらう人もいるかもしれません。
自治体によっては、一定の条件を満たした人を対象に、補聴器の購入費用を助成する制度が設けられている場合があります。
一方、修理費用が助成の対象になるかどうかは自治体によって異なるため、事前に確認しましょう。
対象年齢や助成額、申請方法なども自治体ごとに異なります。
補聴器の購入を検討している場合は、購入前に利用できる助成制度がないか確認しておくと安心です。
また、補聴器を購入したばかりの場合は、メーカーや販売店の保証が利用できる可能性もあります。
修理が必要になったときは、購入時の保証内容や保証期間を確認してみましょう。
補助金制度や保証について分からないことがあれば、補聴器専門店に相談するのもひとつの方法です。
まとめ
補聴器が聞こえない原因は、電池や汚れなどの本体の不具合だけでなく、聴力の変化や補聴器の設定、周囲の環境などさまざまです。
「音は聞こえるけれど言葉が分からない」「以前より聞き返すことが増えた」という場合も、現在の聴力と補聴器の調整が合っていない可能性があります。
購入から5年程度経過している場合は、修理だけでなく買い替えも選択肢になりますが、まずは補聴器専門店で補聴器本体や聞こえ方の状態を確認してもらいましょう。
原因が分からない、自宅で確認しても改善しないという場合は、無理に自分で直そうとせず、補聴器専門店へ持っていくことをおすすめします。
専門スタッフに状態を確認してもらい、必要な修理や調整を受けることで、快適な聞こえにつながります。